打開
「打開をはかる」などのように使う「打開」という言葉。
「打開」は、音読みで「だかい」と読みます。
「打開」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「打開」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
打開の意味
「打開」には次の意味があります。
・ゆき詰まった状態をなんとかしてきりひらいて解決の方法を見いだすこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「打開」を分かりやすく言うと、「ピンチを脱するための方策をなんとか考え出すこと」ということになります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・この愚かな状況を打開するためには、どんなことでもするつもりだった。
(出典:山本弘『時の果てのフェブラリー 赤方偏移世界 徳間デュアル文庫版』)
・父に会ってみたところで、局面の打開が計れるかどうかは疑問であった。
(出典:山崎豊子『華麗なる一族 下』)
・事態を打開しなければならないのだが、そのための具体的な方法は、ない。
(出典:鎌池和馬『とある魔術の禁書目録 第17巻』)
・思い出してしまった以上何か打開策を考えなくてはならなかった。
(出典:阿智太郎『僕の血を吸わないで1』)
・黙ってはいたが皆はそれぞれある同じ打開策を考えていた。
(出典:遠藤周作『口笛をふく時』)
類語
・突破(とっぱ)
意味:突き破ること。困難や障害などを克服すること。(出典:デジタル大辞泉)
・突貫(とっかん)
意味:突き破ること。困難や障害などを克服すること。(出典:デジタル大辞泉)
・打破(だは)
意味:束縛・抵抗・妨害などを取り除くこと。(出典:デジタル大辞泉)
・解決(かいけつ)
意味:問題のある事柄や、ごたごたした事件などを、うまく処理すること。また、かたづくこと。(出典:デジタル大辞泉)