変動
「気候が変動する」などのように使う「変動」という言葉。
「変動」は、音読みで「へんどう」と読みます。
「変動」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「変動」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
変動の意味
「変動」には次の意味があります。
・事態に動きがあって、変化すること。(出典:デジタル大辞泉)
「変動」をわかりやすく言うと、事柄に動きがあって状況や状態が変わることです。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・変動しつつある経済状態は無視され、その変化に対する計画も無視された。
(出典:スタインベック/大久保康雄訳『怒りの葡萄』)
・しかも大気圧が半分に減少するという、大規模な変動が起こりつつある。
(出典:谷甲州『惑星CB-8越冬隊』)
・非可逆的なものなのだから、僕たちの立ち位置も常に変動し続けるんだ。
(出典:谷川流『涼宮ハルヒの秘話』)
・刻々と推移して行く時は、生活の様式に種々の変動を与えて来ただろう。
(出典:宮本百合子『概念と心其もの』)
・あんまり急速に気分が変動するので、捕捉するのにまったく骨が折れる。
(出典:ストーカー/平井呈一訳『吸血鬼ドラキュラ』)
類語
・変移(へんい)
意味:移り変わること。変遷。(出典:デジタル大辞泉)
・転換(てんかん)
意味:別のものに変えること、特に、傾向・方針などを、違った方向に変えること。また、別のものに変わること。(出典:デジタル大辞泉)
・変り目(かわりめ)
意味:物事の状態や季節が移り変わる時。また、その境目のところ。(出典:デジタル大辞泉)
・過渡(かと)
意味:古いものから脱して新しいものへ移り変わる途中。(出典:デジタル大辞泉)
・転変(てんぺん)
意味:物事が移り変わること。生滅・変化すること。(出典:デジタル大辞泉)