至福
「至福のとき」などのように使う「至福」という言葉。
「至福」は、音読みで「しふく」と読みます。
「至福」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「至福」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
至福の意味
「至福」には次の意味があります。
・この上もない幸せ。(出典:デジタル大辞泉)
もうこれ以上欲しいものがないほど満足している状態、などをいいます。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・並の男と暮しては一生決して味わうことのない至福の時なのである。(出典:隆慶一郎『一夢庵風流記』)
・テストを返してもらうときだけが、彼らを見返せる至福の時間だったのである。(出典:群ようこ『無印OL物語』)
・ふたたび顔をあげたとき、オーエンは至福の表情を浮かべていた。(出典:水野良『ロードス島戦記 外伝「黒衣の騎士」』)
・拷問より解放されたという至福感以外何の意識もなかった。(出典:C・L・ムーア『N・W・スミス&ジレル・シリーズ(全4巻) 2 異次元の女王』)
・それを読むことができるということは、たしかに書誌学者の至福であるかもしれない。(出典:林望『テーブルの雲』)
類語
・幸福(こうふく)
意味:恵まれた状態にあって不平を感じないこと。満足できてたのしいこと。めぐりあわせのよいこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・幸甚(こうじん)
意味:この上もない幸せ。大変ありがたいこと。(出典:デジタル大辞泉)
・果報(かほう)
意味:よい運を授かって幸福なこと。(出典:デジタル大辞泉)
・心が弾む(こころがはずむ)
意味:喜びや楽しい期待のために、心がうきうきする。(出典:デジタル大辞泉)
・ハッピー
意味:幸福であるさま。うれしいさま。しあわせ。(出典:デジタル大辞泉)