栞
「読みかけのページに栞をはさむ」などのように使う「栞」という言葉。
「栞」は、訓読みで「しおり」と読みます。
「栞」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「栞」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
栞の意味
「栞」には次の意味があります。
・読みかけの書物の間に挟んで目印とするもので、ごく簡単な案内や手引などもさす。一般に短冊形が多く、材料には厚紙、薄板、編み糸、布地、皮革、合成樹脂などが用いられる。(出典:日本大百科全書(ニッポニカ))
読んでいる途中の本をすぐにあとから読めるように挟む印のことです。
「栞」は「枝折」と表記することもあります。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・これを栞りに我れも極楽へと心にや定めけん(出典:樋口一葉『琴の葉』)
・白樺の、女の子の喜びそうな栞が挟んである(出典:中島敦『狼疾記』)
・かくて胸なる紅の一輪を栞に、傍の芍薬の花(出典:泉鏡花『薬草取』)
類語
・標柱(ひょうちゅう)
意味:目じるしのために立てる柱。(出典:デジタル大辞泉)
・ブックマーク
意味:しおりの意味で、頻繁に訪問するWebページのURLを登録しておくWebブラウザーの機能。(出典:ASCII.jpデジタル用語辞典)
・枝折(しおり)
意味:紙・布・革などで作り、書物の間に挟んで目印とするもの。(出典:デジタル大辞泉)
・ガイド
意味:案内すること。また、案内人。特に、登山・観光などにいう。(出典:デジタル大辞泉)