今一
「今一馬が合わない」などのように使う「今一」という言葉。
「今一」は、訓読みで「いまいち」と読みます。
「今一」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「今一」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
今一の意味
「今一」には次の意味があります。
・ 少しだけ不足しているさま。もう一息。(出典:デジタル大辞泉)
少し足りないという意味の「今一つ」が由来の言葉です。
「いまいち」とひらがなで表記する場合が多いですが、漢字だと「今一」と書きます。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・前にもこんなことがあったような気がするがそれもいまいち自信がない。
(出典:北野勇作『人面町四丁目』)
・だが血の匂いは感じられなかったため、いまいちぴんと来ない話だった。
(出典:海原育人『ドラゴンキラーあります』)
・あまりに唐突で理解がいまいち付いてこないが、それ以外に考えられない。
(出典:五十嵐雄策『乃木坂春香の秘密(全16巻) 乃木坂春香の秘密 10』)
・望は一見、普段と変わらないながら、眼の焦点がいまいちあっていない。
(出典:西野かつみ『かのこん 第8巻 ~コイビトたちのヒミツ~』)
・日奈の方の声が聞こえないので、健一にはいまいち会話の意味はわからない。
(出典:新井輝『ROOM NO.1301 10』)
類語
・もう一歩(もういっぽ)
意味:もうひと足。(出典:デジタル大辞泉)
・物足りない(ものたりない)
意味:何か足りないようで不満である。(出典:デジタル大辞泉)
・今一つ(いまひとつ)
意味:少し足りないこと。(出典:デジタル大辞泉)
・冴えない(さえない)
意味:ぱっとせず、面白みに欠ける。また、満足できない。(出典:デジタル大辞泉)
・野暮(やぼ)
意味:言動や趣味などが、洗練されていないこと。(出典:デジタル大辞泉)