拡大解釈
「拡大解釈な見解」などのように使う「拡大解釈」という言葉。
「拡大解釈」は、音読みで「かくだいかいしゃく」と読みます。
「拡大解釈」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「拡大解釈」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
拡大解釈の意味
「拡大解釈」には次の意味があります。
・言葉や文章の意味を、自分に都合のいいように広げて解釈すること。(出典:デジタル大辞泉)
その言葉の意味をねじ曲げて、自分の都合の良いように理解する事を表す言葉です。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・特に、過去において男から嫌な経験をさせられたことがある女は、その嫌な記憶やイメージを勝手に増幅させて拡大解釈してしまう傾向が強い。
(出典:姫野友美『女はなぜ突然怒り出すのか?』)
・それも当人だけならまだしも、周りの人間もよってたかって同じように拡大解釈をする。
(出典:西風隆介『神の系譜I 竜の封印』)
・今から考えると、私が漫画の中で、性描写や、性に関する冗談を平気で描いているということを、拡大解釈されていたんでしょうね。
(出典:内田春菊『私の部屋に水がある理由』)
・この拡大解釈には必然的に特殊人間的、特殊人格的な力の不自然な希釈が伴った。
(出典:フロイト/渡辺哲夫訳『モーセと一神教』)
・許認可権の拡大解釈による裁量、そのためには法令の改正や新法令の設定もやってくれる。
(出典:松本清張『迷走地図(上)』)
類語
・弁解(べんかい)
意味: 言いわけをすること。言い開きをすること。(出典:デジタル大辞泉)
・釈明(しゃくめい)
意味:自分の立場や考えを説明して、誤解や非難を解き、理解を求めること。(出典:デジタル大辞泉)
・説示(せつじ)
意味:わかりやすく説き示すこと。(出典:デジタル大辞泉)
・言い訳(いいわけ)
意味: そうせざるをえなかった事情を説明して、了解を求めること。弁解。弁明。(出典:デジタル大辞泉)
・言い開き(いいひらき)
意味:言い開くこと。弁明すること。申し開き。(出典:デジタル大辞泉)