合致
「意見の合致」などのように使う「合致」という言葉。
「合致」は、音読みで「がっち」と読みます。
「合致」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「合致」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
合致の意味
「合致」には次の意味があります。
・ぴったり合うこと。一致すること。(出典:デジタル大辞泉)
複数の物事が同じである事を表します。
意見や寸法等に使われる事が多い言葉です。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・それは実に、自分の絶対要求と合致するこの民族の不思議な本能である。
(出典:ロラン・ロマン『ジャン・クリストフ』)
・しかし、この程度では、今の法律では措置患者には合致しないのである。
(出典:斉藤茂太『「まさか」の人に起こる異常心理』)
・どれだけ対照作業を重ねても、とうとうそれが合致することはなかった。
(出典:堀ノ内雅一『指紋捜査官 「1cm2(平方センチ)の宇宙」を解き明かした男の1万日』)
・だが君を含めて、現在の人間の常識とこの異形どもはどうも合致しない。
(出典:京極夏彦『姑獲鳥の夏』)
・三度めの合計が前の合計のいずれかに合致していれば、それで問題はない。
(出典:村上春樹『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド 1』)
類語
・調和(ちょうわ)
意味:全体がほどよくつりあって、矛盾や衝突などがなく、まとまっていること。(出典:デジタル大辞泉)
・合意(ごうい)
意味:互いの意思が一致すること。法律上は、当事者の意思表示が合致すること。(出典:デジタル大辞泉)
・承諾(しょうだく)
意味:相手の意見・希望・要求などを聞いて、受け入れること。(出典:デジタル大辞泉)
・合点(がってん)
意味:同意すること。うなずくこと。承知。がてん。(出典:デジタル大辞泉)
・アグリーメント
意味:同意。承諾。(出典:デジタル大辞泉)