相思相愛
「二人は相思相愛である」などのように使う「相思相愛」という言葉。
「相思相愛」は、音読みで「そうしそうあい」と読みます。
「相思相愛」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「相思相愛」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
相思相愛の意味
「相思相愛」には次の意味があります。
・互いに慕い合い、愛し合うこと。両思い。(出典:デジタル大辞泉)
「相思相愛」は、どちらか片方が好きということではなく、お互いに相手のことを思い、愛している状態をいいます。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・ロミオはいまあたしが言ったセリフを聞いて、相思相愛ってことを知る。
(出典:野尻抱介『クレギオン 6 アフナスの貴石』)
・相思相愛の妻がいたが、ふとした病がもとで不帰の客になってしまった。
(出典:駒田信二『中国怪奇物語〈幽霊編〉』)
・おぬしほどの美女にあやつが眼もくれぬのは、相思相愛の小娘がおるからだ。
(出典:菊地秀行『吸血鬼ハンター3 D-妖殺行』)
・陰と陽のバランスがとれた相思相愛のカップルとして、今後が楽しみです。
(出典:高尾学館『天中殺占い』)
・結婚二十年目の相思相愛の夫婦にして、絶望的なまでの、このズレ。
(出典:大塚ひかり『源氏の男はみんなサイテー ―親子小説としての源氏物語』)
類語
・両想い(りょうおもい)
意味:お互いに思いが通じ合っていること。相思相愛。(出典:デジタル大辞泉)
・蜜月(みつげつ)
意味:親密な関係にあること。(出典:デジタル大辞泉)
・親密(しんみつ)
意味:互いの交際の深いこと。きわめて仲のよいこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・親しい(したしい)
意味:互いに打ちとけて仲がよい。懇意だ。(出典:デジタル大辞泉)
・親友(しんゆう)
意味:互いに心を許し合っている友。特に親しい友。(出典:デジタル大辞泉)