例示
「実際のケースを例示する」などのように使う「例示」という言葉。
「例示」は、音読みで「れいじ」と読みます。
「例示」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「例示」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
例示の意味
「例示」には次の意味があります。
・例として示すこと。例をあげて示すこと。(出典:デジタル大辞泉)
何かを説明するときに分かりやすくするために、「例えばこういうことがある」という事例をあげることをいいます。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・虚子の句作の実際を具体的に例示してくれているからである。
(出典:大岡信『名句歌ごよみ[春]』)
・冒頭に例示した食べ合わせは、全国的に共通しているもので、知名度の高いものばかりです。
(出典:平野雅章『熱いが御馳走 食物ことわざ事典II』)
・ここではしかし、六十首すべてをならべることもないだろうから、目立ったものをいくつか例示するにとどめたい。
(出典:久保田正文『百人一首の世界』)
・表2にあげてある説明はあくまで例示ですが、自己採点してみて下さい。
(出典:野中郁次郎/紺野登『知識経営のすすめ』)
・私はまず法律の歴史の上に現われたいろいろの「嘘」を二、三例示したいと思う。
(出典:末弘厳太郎『嘘の効用』)
類語
・例証(れいしょう)
意味:例をあげて証明すること。また、証拠となる例。(出典:デジタル大辞泉)
・例解(れいかい)
意味:例を挙げて説明・解釈すること。(出典:デジタル大辞泉)
・例(れい)
意味:他を説明するために、同類の中から引いて示す事柄。(出典:デジタル大辞泉)
・提示(ていじ)
意味:差し出して見せること。(出典:デジタル大辞泉)
・列挙(れっきょ)
意味:並べあげること。一つ一つ数えあげること。(出典:デジタル大辞泉)