アテンド
「上司の出張にアテンドする」などのように使う「アテンド」という言葉。
英語では「attend」と表記します。
「アテンド」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「アテンド」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
アテンドの意味
「アテンド」には次の意味があります。
・付き添って世話すること。接待すること。(出典:デジタル大辞泉)
わかりやすく言うと「お供をする」という意味です。
英語の「attend」には、「~に出席する」の意味がありますが、「attend to」と前置詞のtoを用いらなければなりません。
意味が異なるので注意が必要です。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・わずか数時間、老人にアテンドするだけで三十万円は、悪くない仕事である。
(出典:森村誠一『夢の原色』)
・昨夕、アテンドのため、北京空港へ柿崎たちを出迎えてくれたのである。
(出典:高杉良『生命燃ゆ』)
・単身ではなく欧州留学中の長州出身者らが、集まってアテンドする。
(出典:古川薫『桂小五郎(下)』)
・バリ島旅行をアテンドしてくれたSさんからバリの文化や風習について教えてもらった。
(出典:田口ランディ『ハーモニーの幸せ』)
・駆け出しのころはガイドだアテンドだと一緒に旅行することも多く、長いときは二週間も、寝るとき以外を共にすることがあった。
(出典:田丸公美子『パーネ・アモーレ イタリア語通訳奮闘記』)
類語
・補助(ほじょ)
意味:不足しているところを補い助けること。(出典:デジタル大辞泉)
・補佐(ほさ)
意味:人をたすけて、その務めを果たさせること。(出典:デジタル大辞泉)
・アシスト
意味:人の仕事を手伝うこと。(出典:デジタル大辞泉)
・手助け(てだすけ)
意味:他の人の仕事などを助けること。(出典:デジタル大辞泉)
・助力(じょりょく)
意味:力を添えること。手伝うこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)