高笑い
「高笑いする男」などのように使う「高笑い」という言葉。
「高笑い」は、訓読みで「たかわらい」と読みます。
「高笑い」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「高笑い」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
高笑いの意味
「高笑い」には次の意味があります。
・大きな声で笑うこと。哄笑(こうしょう)。(出典:デジタル大辞泉)
勝ち誇ったかのように大声で笑うことを意味します。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・地下道にひびくような高笑いに特徴があって、彼女の所在はすぐわかる。
(出典:色川武大『花のさかりは地下道で』)
・ひとつ高笑いすると、彼女は奇術師のような手つきで何かを取り出した。
(出典:田中芳樹『薬師寺涼子の怪奇事件簿8 水妖日にご用心』)
・酔った范志清の高笑いが、へんに浮き上って耳につくようになりました。
(出典:豊島与志雄『三つの悲憤』)
・思わず、といった鼻での笑いは、やがて、声をあげての高笑いへと変わる。
(出典:西野かつみ『かのこん 第9巻 ~あらたなるめざめ~』)
・この方式を採る人は、競馬なんて簡単簡単と高笑いすることになるだろう。
(出典:山口瞳『草競馬流浪記』)
類語
・嘲笑う(あざわらう)
意味:人をばかにして笑う。せせら笑う。あざけり笑う。嘲笑(ちょうしょう)する。また、大声で笑う(出典:デジタル大辞泉)
・哄笑(こうしょう)
意味:大口をあけて笑うこと。どっと大声で笑うこと。(出典:デジタル大辞泉)
・一笑に付す(いっしょうにふす)
意味:笑って問題にしないでいる。ばかにして相手にしない。(出典:デジタル大辞泉)
・大笑(たいしょう)
意味:大いに笑うこと。大声で笑うこと。おおわらい。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・馬鹿笑い(ばかわらい)
意味:ばかのように、むやみに大声で笑うこと。(出典:デジタル大辞泉)