高尚
「高尚な精神」などのように使う「高尚」という言葉。
「高尚」は、音読みで「こうしょう」と読みます。
「高尚」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「高尚」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
高尚の意味
「高尚」には次の意味があります。
・知性や品性の程度が高いこと。気高くて、立派なこと。(出典:大辞林 第三版)
学問・芸術・言動などのレベルが高く、また上品なことを指します。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・チョッと複雑過ぎて簡単な題にならんような高尚な事なんだろうと思う。
(出典:夏目漱石『模倣と独立』)
・道楽のために学問することは、一方から考えると非常に高尚な事である。
(出典:新渡戸稲造『教育の目的』)
・ そういうような高尚さを、人間は動物と比較してみますともっております。
(出典:倉田百三『生活と一枚の宗教』)
・別に世間の人たちを救いたいなんて高尚な理想を持っているわけではない。
(出典:仁木英之『僕僕先生』)
・それに高尚な作品を読んでいる人間が高尚な人間だとは限らないしね。
(出典:平坂読『ラノベ部 第2巻』)
類語
・高等(こうとう)
意味:程度・等級・品位などが高いこと。また、そのさま。高級。(出典:デジタル大辞泉)
・気高い(けだかい)
意味:すぐれて上品に見える。気品がある。(出典:デジタル大辞泉)
・昂然(こうぜん)
意味:意気の盛んなさま。自信に満ちて誇らしげなさま。(出典:デジタル大辞泉)
・威風堂堂(いふうどうどう)
意味: 威厳があって立派なさま。気勢がおおいにさかんなさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・崇高(すうこう)
意味:けだかく尊いこと。(出典:デジタル大辞泉)