高まる
「人気が高まる」などのように使う「高まる」という言葉。
「高まる」は、訓読みで「たかまる」と読みます。
「高まる」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「高まる」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
高まるの意味
「高まる」には次の意味があります。
・物事の程度が増してくる、高くなる、大きくなる、また、強くなる。(出典:デジタル大辞泉)
「高まる」をわかりやすくいうと、物事にたいして何かが「増したり強くなったりすること」という意味になります。
テンションがあがったときなどにも使われます。
感情や数値などさまざまな物事にたいして使います。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・喜びは単純なものほど高まるというが、当たっているかも知れない。
(出典:豊田穣『海兵四号生徒』)
・あまり早く出かけても時間の無駄になるし、警察の目につく可能性も高まる。
(出典:松岡圭祐『千里眼 美由紀の正体 上』)
・高まる熱を、頬に触れたままの手で兄に知られるのを避けるように。
(出典:佐島勤『魔法科高校の劣等生 12 ダブルセブン編』)
・人気が高まるにつれてわたしの周囲には画商や後援者が集ってきました。
(出典:筒井康隆『(「七瀬」三部作 3) エディプスの恋人』)
・緊張してない振ふりをしようとすればするほど、逆に緊張が高まっていく。
(出典:橋本紡『半分の月がのぼる空6』)
類語
・血沸き肉躍る(ちわきにくおどる)
意味:戦い、試合などを前にして、心がたかぶり、勇気があふれ、全身に緊張感がみなぎる。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・上がる(あがる)
意味:程度が高まる(出典:デジタル大辞泉)
・漲る(みなぎる)
意味:力や感情などがあふれるばかりにいっぱいになる。(出典:デジタル大辞泉)
・増す(ます)
意味:高まる。進む。(出典:デジタル大辞泉)
・アップ(up)
意味:上がること。上げること。(出典:デジタル大辞泉)