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馴染むとは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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馴染む

「周囲と馴染む」などのように使う「馴染む」という言葉。

「馴染む」は、訓読みで「なじむ」と読みます。

「馴染む」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「馴染む」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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馴染むの意味

「馴染む」には次の二つの意味があります。

1 人になれて親しくなる。また、物事や場所になれて親しみをもつ。
2 味わいや調子などが一つに溶けあう。ほどよく調和する。(出典:デジタル大辞泉)

それぞれの意味、使い方、類語については下記の通りです。

馴染むの意味①「人になれて親しくなる。また、物事や場所になれて親しみをもつ。」

「馴染む」の一つ目の意味は「人になれて親しくなる。また、物事や場所になれて親しみをもつ。」です。

意味①では、「馴染んでいる側」が「馴染む人、物事、場所」に対して、「なれる」、「親しみを抱く」ということが重要です。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・学者の息子で、酒がのめず、あまり女にも馴染まぬタイプの男であった。
(出典:城山三郎『忘れ得ぬ翼』)

・そこはかれのいるべきところでもなく、かれが馴染んだ世界でもなかった。
(出典:栗本薫『翼あるもの4』)

・最初のショックが過ぎてからは、船内の暮らしにもうまく馴染んできた。
(出典:アーサー・C・クラーク『宇宙の旅〈オデッセイ〉シリーズ(全4巻) 2 2010年宇宙の旅』)

・中学のときはそのせいでクラスに馴染むのに少し時間がかかったりもしたのだが。
(出典:有川浩『空の中』)

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類語

懐くなつく
意味:慣れ親しむ。慣れて付き従う。(出典:デジタル大辞泉)

親昵しんじつ
意味:親しみなじむこと。(出典:デジタル大辞泉)

親和しんわ
意味:互いになごやかに親しむこと。(出典:デジタル大辞泉)

親炙しんしゃ
意味:親しく接してその感化を受けること。(出典:デジタル大辞泉)

馴染むの意味②「味わいや調子などが一つに溶けあう。ほどよく調和する。」

「馴染む」の二つ目の意味は「味わいや調子などが一つに溶けあう。ほどよく調和する。」です。

この意味の「馴染む」には、意味①と違い「親しみ」はいらず、「溶けあう」、「調和する」ということが重要です。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・初めて手にした武器でありながら、それは違和感なく俺の手に馴染んだ。
(出典:ベニー松山『風よ。龍に届いているか(上)』)

・腕に馴染んでいたあの重ささえ実現してくれたら、後はどうでもいい。
(出典:雨木シュウスケ『鋼殻のレギオス8 ミキシング・ノート』)

・まるで生まれたときから持っていたかのように手に馴染んだナイフ。
(出典:奈須きのこ『歌月十夜-20 夢姫』)

・新しい物よりも手に馴染んだ物に惹かれるタイプなのかもしれない。
(出典:佐島勤『魔法科高校の劣等生 3 九校戦編 <上>』)

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類語

融合ゆうごう
意味:複数の物がとけあって一体になること。(出典:精選版 日本国語大辞典)

融和ゆうわ
意味:とけてまじりあうこと。(出典:デジタル大辞泉)

混成こんせい
意味:いくつかまぜ合わせてつくること。(出典:デジタル大辞泉)

混合こんごう
意味:異なった性質のものがまじり合うこと。(出典:デジタル大辞泉)

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