餓死
「災害による餓死」などのように使う「餓死」という言葉。
「餓死」は、音読みで「がし」と読みます。
「餓死」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「餓死」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
餓死の意味
「餓死」には次の意味があります。
・飢えて死ぬこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「彼は、餓死した」で 「彼は、飢えて死んだ」 という意味になります。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・とにかく、俺たちを餓死させようという意志はいまのところないらしい。
(出典:岡島二人『そして扉が閉ざされた』)
・餓死した死体を時折り眼にするようになったのは、その頃からであった。
(出典:吉村昭『法師蝉』)
・彼女が餓死しかけているという考えが、突然胸に浮かんで来たのである。
(出典:ゴーゴリ/原久一郎訳『隊長ブーリバ』)
・この家の主人がいなかったとしたら、私は餓死しただろうと言われた。
(出典:アンデルセン/神西清訳『即興詩人(下)』)
・京の市民の米はおもに近江からきているから、市民は餓死せざるをえぬ。
(出典:司馬遼太郎『燃えよ剣 2 (下)』)
類語
・飢餓(きが)
意味:食べ物がなくて飢えること。(出典:デジタル大辞泉)
・衰死(すいし)
意味:衰弱して死ぬこと。(出典:デジタル大辞泉)
・病死(びょうし)
意味:病気で死ぬこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・水死(すいし)
意味:水におぼれて死ぬこと。(出典:デジタル大辞泉)
・轢死(れきし)
意味:電車・自動車などの車輪にひかれて死ぬこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)