顧客
「顧客を獲得する」などのように使う「顧客」という言葉。
「顧客」は、音読みで「こきゃく」と読みます。
「顧客」とは、どのような意味の言葉でしょうか？
この記事では「顧客」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
顧客の意味
「顧客」には次の意味があります。
・ひいきにしてくれる客。得意客。こかく。（出典：デジタル大辞泉）
「顧客」とはつまり、「その店や会社などを気に入ってよく利用する客」のことです。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・この息子は自分の父親のことを顧客に対して「お父さん」と呼んだのだ。
（出典：小浜逸郎『正しい大人化計画 ―若者が「難民」化する時代に』）
・身を置くのはアメリカの企業だが、彼の顧客は日本人に限られるからである。
（出典：本田靖春『ニューヨークの日本人』）
・だけど、よくあれだけの大口顧客を、僕に譲る決心をしたなと思ってね。
（出典：幸田真音『傷 邦銀崩壊(下)』）
・同じ事務処理でも、顧客を眼前にしているのといないのとでは気分が違う。
（出典：山田智彦『銀行 男たちの挑戦』）
・頻繁に商用の旅で店を訪れてくれる顧客を得るのはとても大きなことといえる。
（出典：支倉凍砂『狼と香辛料VII Side Colors』）
類語
・常連（じょうれん）
意味：その興行場・遊戯場・飲食店などに、いつも来る客。常客。（出典：デジタル大辞泉）
・客筋（きゃくすじ）
意味：商売などの取引関係。得意先。（出典：精選版 日本国語大辞典）
・愛顧（あいこ）
意味：目をかけ引き立てること。引き立てられる側からいう語。ひいき。（出典：デジタル大辞泉）
・クライアント（くらいあんと）
意味：得意先。顧客。特に広告代理店が広告主をさしていう語。また、弁護士、会計士、建築家が依頼人をさしていうこともある。（出典：デジタル大辞泉）
・馴染み（なじみ）
意味：なれ親しんで知っていること。また、その人。（出典：デジタル大辞泉）
