顕微鏡
「顕微鏡で微生物を見る」などのように使う「顕微鏡」という言葉。
「顕微鏡」は、音読みで「けんびきょう」と読みます。
「顕微鏡」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「顕微鏡」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
顕微鏡の意味
「顕微鏡」には次の意味があります。
・微小な物体の拡大像をつくる装置。(出典:ブリタニカ国際大百科事典)
非常に小さなものを拡大してみる装置のことです。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・実のところ、本当の雪を顕微鏡で覗いたのはこの時が初めてなのである。
(出典:中谷宇吉郎『雪雑記』)
・望遠鏡や顕微鏡の発明なしには近代科学の発達は考えられないであろう。
(出典:三木清『哲学入門』)
・したがって彼らの人生観は、常に顕微鏡で分析したように明確であった。
(出典:森村誠一『黒い墜落機(ファントム)』)
・顕微鏡写真装置も同様にしてこの実験台の上にくっつけてしまうのである。
(出典:中谷宇吉郎『雪の十勝』)
・顕微鏡によっていままで見えなかった細菌がはっきりみえるようになる。
(出典:湯川秀樹『創造的人間』)
類語
・ 凸レンズ(とつれんず)
意味:中央部が縁より厚いレンズ。入射光線を集める働きがある。望遠鏡や顕微鏡の対物レンズ、写真レンズなどに使用。(出典:デジタル大辞泉)
・ 拡大鏡(かくだいきょう)
意味:虫めがね,ルーペとも。物体の拡大された虚像(正立像)を見るため使う凸レンズ。(出典:百科事典マイペディア)
・ ルーペ
意味:拡大鏡,虫めがねともいう。小さい物を大きくして見るレンズ。(出典:ブリタニカ国際大百科事典 )
・ 双眼鏡(そうがんきょう)
意味:両眼で像を見ることにより、立体感を与え像を見やすくした望遠鏡。(出典:日本大百科全書(ニッポニカ))
・虫眼鏡(むしめがね)
意味:小さな物体を拡大して見るための焦点距離の短い凸レンズ。像は正立の虚像。拡大鏡。(出典:精選版 日本国語大辞典)