頻繁
「頻繁に起こる」などのように使う「頻繁」という言葉。
「頻繁」は、音読みで「ひんぱん」と読みます。
「頻繁」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「頻繁」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
頻繁の意味
「頻繁」には次の意味があります。
・しきりに行われること。しばしばであること。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
言い換えると、「頻繁」は「高い頻度で行われること」を意味します。
「頻繁に」の形で使われることが多いです。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・その証拠に、全員の携帯電話に家族から頻繁に電話がかかってきていた。
(出典:山田悠介『パズル』)
・現代円盤がなぜ地球上に頻繁に出現しているのかこの理由はわからない。
(出典:横尾忠則『なぜぼくはここにいるのか』)
・それと同じことが、女性ほど頻繁ではないにしても、男性にも起こる。
(出典:ラッセル/日高一輝訳『幸福の獲得について』)
・それでも、なかなか交通が頻繁だと思われて、相応に人が往来している。
(出典:近松秋江『狂乱』)
・その道路は、前夜、世界でももっとも交通が頻繁な道路の一つだった。
(出典:E・E・スミス/小西宏訳『(レンズマン・シリーズ6) 三惑星連合軍』)
類語
・頻り(しきり)
意味:程度・度合いが著しいさま。むやみ。やたら。(出典:デジタル大辞泉)
・度度(たびたび)
意味:何度も繰り返し行われるさま。いくども。しばしば。(出典:デジタル大辞泉)
・しょっちゅう
意味:いつも。しじゅう。(出典:デジタル大辞泉)
・再三再四(さいさんさいし)
意味:「再三」を強めていう語。繰り返し何度も。(出典:デジタル大辞泉)
・ちょくちょく
意味:わずかの間を置いて同じことが繰り返されるさま。たびたび。ちょいちょい。(出典:デジタル大辞泉)