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頭を捻るとは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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頭を捻る

「頭を捻って考える」などのように使う「頭を捻る」という言葉。

「頭を捻る」は、「あたまをひねる」と読みます。

「頭を捻る」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「頭を捻る」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

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頭を捻るの意味

「頭を捻る」には次の二つの意味があります。

1 いろいろと思いをめぐらす。工夫する。
2 疑問に思う。首をひねる。
(出典:デジタル大辞泉)

それぞれの意味、使い方、類語については下記の通りです。

頭を捻るの意味①「いろいろと思いをめぐらす。工夫する。」

「頭を捻る」の一つ目の意味は「いろいろと思いをめぐらす。工夫する。」です。

言い換えると、よい方法や手段をみつけようと考えをめぐらすことです。

小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。

使い方・例文

・あなたがこちらに向かっている間、我々は脂汗と冷や汗を流しながら頭を捻っていたのですよ。
(出典:東野圭吾『レイクサイド』)

・あれは頭を捻ったからといって必ずしもわかるものではないし、たとえ商人であったとしても、場合によってはわかりようもないことだ。
(出典:支倉凍砂『狼と香辛料X)

・どんなに頭を捻っても、何の理解も得られなかった。
(出典:坂東眞砂子『葛橋』)

・が、煙を吐きつつ頭を捻ってみても、言葉の暴力くらいしか思いつかなかった。
(出典:海原育人『ドラゴンキラーあります』)

類語

頭を使う(あたまをつかう)
意味:よく考える。また、思いを巡らす。思案する。(出典:精選版 日本国語大辞典)

知恵を絞る(ちえをしぼる)
意味:あれこれと一所懸命考える。考えをめぐらせて最善の方法を見いだそうと努力する。(出典:精選版 日本国語大辞典)

頭を搾る(あたまをしぼる)
意味:できる限り頭を働かせて考える。知恵をしぼる。(出典:デジタル大辞泉)

脳漿を絞る(のうしょうをしぼる)
意味:ある限りの知恵を働かせる。脳みそを絞る。(出典:デジタル大辞泉)

頭を捻るの意味②「疑問に思う。首をひねる。」

「頭を捻る」の二つ目の意味は「疑問に思う。首をひねる。」です。

言い換えると、本当かどうか疑ったり、何であるかはっきり分からなかったり、疑いを持つことです。

小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。

使い方・例文

・僕は近頃、芝居はどこが面白いかといふ問題について頭を捻つてゐる。
(出典:岸田国士『同志の人々』)

・私はしばしば頭を捻り、一つの言葉や言いまわしについてあれこれと考えなければならなかった。
(出典:角田光代『これからはあるくのだ』)

・もしも気づいていれば、それがどういう意味か頭をひねったであろう。
(出典:モーム/篠原慎訳『諜報員アシェンデン』)

・宇宙ゴマなどで遊んで、不思議さに頭をひねったことがある人も多いと思う。
(出典:藤石金弥『コクピット クライシス』)

類語

首を捻る(くびをひねる)
意味:理解できずに考えこむ。また、疑わしく思ったり不賛成の意を示したりする。(出典:デジタル大辞泉)

首を傾げる(くびをかしげる)
意味:疑問に思う。不審に思う。(出典:デジタル大辞泉)

疑を挟む(うたがいをはさむ)
意味:あることがらに対して疑いの気持をもつ。(出典:精選版 日本国語大辞典)

腑に落ちない(ふにおちない)
意味:納得がいかない。合点がいかない。(出典:デジタル大辞泉)

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