頑固一徹
「頑固一徹な性格」などのように使う「頑固一徹」という言葉。
「頑固一徹」は、音読みで「がんこいってつ」と読みます。
「頑固一徹」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「頑固一徹」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
頑固一徹の意味
「頑固一徹」には次の意味があります。
・自分の考えや態度などを少しもまげようとしないで、おしとおす様子。また、そういう性格。(出典:四字熟語を知る辞典)
頑固一徹とは、頑なな考え方で、一度決めたら他人の意見を聞かず、自分の考えを曲げない意地の強さがあることを意味します。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・将軍のほうは、年寄りの頑固一徹、何かといえば大声で怒鳴りつける型。
(出典:カー/宇野利泰訳『帽子蒐集狂事件』)
・輸出用の価格を出してほしいと依頼する私に、頑固一徹の社長は言下に言い放った。
(出典:田丸公美子『シモネッタのデカメロン イタリア的恋愛のススメ』)
・頑固一徹の武士が、どっしりと胡座をかいているような雄々しさです。
(出典:浅田次郎『壬生義士伝 下』)
・石頭というか、頑固一徹というか、何を言われようとも引くつもりはないらしい。
(出典:茅田砂胡『デルフィニア戦記 第2巻 「黄金の戦女神」』)
・彼もまた頑固一徹の男ではあるが、音楽については僕よりもずっと広く目配りできるので、ぴったりだろうと思った。
(出典:秋野平『ロック、70年代—復刻CDに時代を聴く』)
類語
・強硬(きょうこう)
意味:自分の立場・主張を強い態度であくまでも押し通そうとすること。(出典:デジタル大辞泉)
・硬骨(こうこつ)
意味:意志が強く、自己の信念を曲げないこと。(出典:デジタル大辞泉)
・頑固(がんこ)
意味:かたくなで、なかなか自分の態度や考えを改めようとしないこと。(出典:デジタル大辞泉)
・職人気質(しょくにんかたぎ)
意味:自分の技能を信じて誇りとし、納得できるまで念入りに仕事をする実直な性質。(出典:デジタル大辞泉)
・無理押し(むりおし)
意味:強引に物事を押し進めること。(出典:デジタル大辞泉)