頑丈
「頑丈な体」などのように使う「頑丈」という言葉。
「頑丈」は、音読みで「がんじょう」と読みます。
「頑丈」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「頑丈」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
頑丈の意味
「頑丈」には次の意味があります。
・ からだが丈夫なさま。また、物の作りが堅牢なさま。(出典:デジタル大辞泉)
「頑丈な扉」であれば、「堅牢なつくりの扉」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・古い倉庫は扉だけが頑丈に金属でできていて、その扉はかなり重そうだ。
(出典:乙一『夏と花火と私の死体』)
・彼の頑丈な背中が廊下の向こうに消えて、私はまた独りぼっちになった。
(出典:イネス/池央耿訳『ベルリン空輸回廊』)
・ただ障子の頑丈さは一定ではなく、それは中に住むものの力に比例する。
(出典:ZUN『東方香霖堂 ~Guriosities of Lotus Asia』)
・扉は大きく頑丈だったので、タイグにはどうして良いか分からなかった。
(出典:エディングス『ベルガリアード物語2 蛇神の女王』)
・市木さんは頑丈そうな体躯だったが、力もたいへん強いとの噂があった。
(出典:豊島与志雄『絶縁体』)
類語
・堅牢(けんろう)
意味:物がしっかりと、壊れにくくできていること。(出典:デジタル大辞泉)
・頑強(がんきょう)
意味:がっしりとして丈夫なさま。(出典:デジタル大辞泉)
・堅固(けんご)
意味:かたくて、こわれにくいこと。(出典:デジタル大辞泉)
・頑健(がんけん)
意味:からだが丈夫で、非常に健康なこと。(出典:デジタル大辞泉)
・強靭(きょうじん)
意味:しなやかで強いこと。(出典:デジタル大辞泉)