青年
「青年時代」などのように使う「青年」という言葉。
「青年」は、音読みで「せいねん」と読みます。
「青年」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「青年」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
青年の意味
「青年」には次の意味があります。
・青春期の男女。10代後半から20代の、特に男子をいうことが多い。若さを強調する場合には30代にもいう。(出典:デジタル大辞泉)
年齢という意味での人の枠組みを表す言葉ですが、心理学者エリクソンは大人と違って自分を未決定の状態においておくことができる期間、モラトリアムの期間を青年期と捉えました。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・私が教えたように青年は手を合せ、連れの女も並んで同じ形をしていた。
(出典:岡本かの子『褐色の求道』)
・彼の心が、二人の日本青年の利益のために動いたことは確からしかった。
(出典:菊池寛『船医の立場』)
・彼は自分の言ったことが青年の心の上にいい効果をあたえることを望んだ。
(出典:ホーソーン・ナサニエル『世界怪談名作集』)
・青年俳優でも何でも相当の技倆ある者は大舞台に活躍する事を許されていた。
(出典:岡本綺堂『源之助の一生』)
・青年男女が第一に守るべき義務は彼等の恋愛に対する義務である。
(出典:ケイ・エレン『恋愛と道徳』)
類語
・青二才(あおにさい)
意味:経験の浅い年若い男。あざけりや謙遜の気持ちを込めていう。(出典:デジタル大辞泉)
・ティーンエイジャー
意味:英語で、語尾が teen で終わる年齢の人。すなわち、一三歳から一九歳までの少年少女。十代の人。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・壮丁(そうてい)
意味:成年に達した男子。一人前の働き盛りの男子。(出典:デジタル大辞泉)
・青壮年(せいそうねん)
意味:青年と壮年。主として満一六歳以上四〇歳未満のもの。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・壮年(そうねん)
意味:心身ともに成熟して働き盛りの年ごろ。また、その人。壮齢。(出典:デジタル大辞泉)