雇う
「人を雇う」などのように使う「雇う」という言葉。
「雇う」は、訓読みで「やとう」と読みます。
「雇う」とは、どのような意味の言葉でしょうか？
この記事では「雇う」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
雇うの意味
「雇う」には次の意味があります。
・賃金を払って人を使う。また、料金を払って乗り物などを使う。（出典：デジタル大辞泉）
借用するという意味もありますが、多くは給料などを支払い、人を働かせる意味で使われます。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・私たちが彼を雇ったのではなく、ただ彼は守ってくれているだけなのだ。
（出典：坂東眞砂子『身辺怪記』）
・また軍を辞めた物を雇い入れてくれる唯一にして最大の会社でもあるの。
（出典：ロバート・アスプリン『銀河おさわがせ中隊』）
・伯爵はくしゃく家に雇われている以上、こういうことは何度でも起こるのだろうか。
（出典：谷瑞恵『伯爵と妖精 第3巻 プロポーズはお手やわらかに』）
・尾行してきたのは男だったけど、そんなのは金で人を雇ったってできる。
（出典：宮部みゆき『龍は眠る』）
・一応人は雇っているんだけど、こっちも時々は覗かなくちゃいけないし。
（出典：赤川次郎『黒い森の記憶』）
類語
・雇用(こよう)
意味：人をやとい入れること。（出典：デジタル大辞泉）
・採用(さいよう)
意味：人を雇い入れること。雇い入れて職務につかせること。（出典：精選版 日本国語大辞典）
・賃借り(ちんがり)
意味：借り賃を払って物を借りること。（出典：デジタル大辞泉）
・採択(さいたく)
意味：いくつかあるものの中から選んで取り上げること。（出典：デジタル大辞泉）
・召使う(めしつかう)
意味：人を召し出して雑用のために使う。（出典：デジタル大辞泉）
