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遺作とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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遺作

「この作品は遺作である」などのように使う「遺作」という言葉。

「遺作」は、音読みで「いさく」と読みます。

「遺作」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「遺作」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

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遺作の意味

「遺作」には次の意味があります。

死後に残された未発表の作品。(出典:デジタル大辞泉)

亡くなった人が残した文学や音楽や映画などの作品を言います。

小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。

使い方・例文

・一般に、アトリエに残された遺作と言えば、未完成の作品を意味する。
(出典:福永武彦『第二随筆集 遠くのこだま』)

・なんでも、ぼくは設計者の最高傑作にして遺作でもあるんだそうです。
(出典:遠藤徹『姉飼』)

・いまではこれが彼女の遺作になってしまったわけです。
(出典:ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア『たったひとつの冴えたやりかた(ハヤカワ文庫SF)』)

・ほんまに遺作展なんて始めたもんやから、こら何かあると読んだんや。
(出典:黒川博行『キャッツアイころがった』)

・福家にはああ言ったものの、急に、高梨の遺作を読むのが怖くなってきた。
(出典:貴志祐介『天使の囀り』)

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類語

絶筆(ぜっぴつ)
意味:その人が生前、最後に書き残した文章や書画など。(出典:精選版 日本国語大辞典)

遺著(いちょ)
意味:著者の死後に出版された著作。(出典:デジタル大辞泉)

遺品(いひん)
意味:死後に残した品物。形見の品。(出典:デジタル大辞泉)

遺書(いしょ)
意味:後世にのこした著書。遺著。また、死後に残した蔵書、書物。(出典:精選版 日本国語大辞典)

遺物(いぶつ)
意味:死者・先人などがのこしたもの。遺品。(出典:精選版 日本国語大辞典)

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