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陽炎とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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陽炎

「陽炎のように消える」などのように使う「陽炎」という言葉。

「陽炎」は、音読みで「かげろう」と読みます。

「陽炎」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「陽炎」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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陽炎の意味

「陽炎」には次の意味があります。

春の天気のよい穏やかな日に、地面から炎のような揺らめきが立ちのぼる現象。強い日射で地面が熱せられて不規則な上昇気流を生じ、密度の異なる空気が入りまじるため、通過する光が不規則に屈折して起こる。かぎろい。糸遊(いとゆう)。(出典:デジタル大辞泉)

光の屈折で、地面の近くが揺らめいて見える現象のことです。
儚いものやすぐ消えてしまうもののたとえにも用いられます。

具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・そう思ったとき、鏡の表面に陽炎のように一人の人物の姿があらわれた。
(出典:三瀬龍『宇宙のツァラトゥストラ』)

・その身体は激しい熱気を帯び、周囲の空気が陽炎のように揺れていた。
(出典:高橋龍也『痕 ―きずあと―』)

・かれらの不満が陽炎のように多重の映像を放って音もなくゆらめいた。
(出典:光瀬龍『東キャナル文書』)

・同じように野からは陽炎が立ち、兎が草の間から飛び出したりした。
(出典:国枝史郎『生死卍巴』)

・ほとんど殺気に近いものが、日下部の身体から陽炎のように立ち昇った。
(出典:賀東招二『フルメタル・パニック!短編集04 同情できない四面楚歌?』)

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類語

糸遊いとゆう
意味: 陽炎(かげろう)。(出典:デジタル大辞泉)

浮き島うきしま
意味:海岸から沖の島を見た時に、島が浮かび上がっているように見える光学的現象。(出典:大辞林 第三版)

火光かこう
意味:炎が出す光。火の光。ひかり。(出典:精選版 日本国語大辞典)

泡沫ほうまつ
意味:水面に浮かぶ泡(あわ)。(出典:デジタル大辞泉)

まぼろし
意味:実際にはないのに、あるように見えるもの。(出典:デジタル大辞泉)

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