降伏
「無条件降伏」などのように使う「降伏」という言葉。
「降伏」は、音読みで「こうふく」と読みます。
「降伏」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「降伏」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
降伏の意味
「降伏」には次の意味があります。
・戦いに負けたことを認めて、相手に従うこと。(出典:デジタル大辞泉)
「降伏」は主に戦争や紛争などの場面で使われる言葉です。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・こんなところで正気の人間が降伏して武器を置くのは耐えがたい苦痛だ。
(出典:メルヴィル/高村勝治訳『白鯨(上)』)
・それはまるで戦いの条件が彼女に降伏を許さないかのようであった。
(出典:トルストイ/木村浩訳『アンナ・カレーニナ』)
・到底日本が全面降伏するとは考えられなかったと、アメリカは言うのか。
(出典:三浦綾子『銃口』)
・それにしてもピカドンが落ちる前に降伏することは出来なかったのか。
(出典:井伏鱒二『黒い雨』)
・これらの都市を彼は包囲しようとしなかったし、相手も降伏しようとしなかった。
(出典:マルコ・ポーロ/青木富太郎訳『東方見聞録』)
類語
・降参(こうさん)
意味:戦いに負けて服従すること。(出典:デジタル大辞泉)
・屈服(くっぷく)
意味:相手の強さ・勢いに負けて従うこと。(出典:デジタル大辞泉)
・服従(ふくじゅう)
意味:他の意志や命令に従うこと。(出典:デジタル大辞泉)
・投降(とうこう)
意味:戦うことをやめて、降参すること。(出典:デジタル大辞泉)
・帰降(きこう)
意味:敵に降伏すること。(出典:デジタル大辞泉)