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間接とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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間接

「間接的な表現」などのように使う「間接」という言葉。

「間接」は、音読みで「かんせつ」と読みます。

「間接」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「間接」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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間接の意味

「間接」には次の二つの意味があります。

1 中間に他のものを置いた状態で、物事が行われること。
2 遠回しに示すこと。(出典:デジタル大辞泉)

それぞれの意味、使い方、類語については下記の通りです。

間接の意味①「中間に他のものを置いた状態で、物事が行われること。」

「間接」の一つ目の意味は「中間に他のものを置いた状態で、物事が行われること。」です。

わかりやすく言えば「間になかだちをたてて行うこと」という意味になります。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・直接であろうと間接であろうと関係なく、距離も時間も障碍にならない。
(出典:佐島勤『魔法科高校の劣等生 8 追憶編』)

・なぜって、僕達は間接に君の保護者みたいな地位に立ってるのだからね。
(出典:豊島与志雄『野ざらし』)

・父親とうまくいっていないことも間接的なストレス要因だったみたいだし。
(出典:松岡圭祐『千里眼 ファントム・クォーター』)

・田端重兵衛は間接に播隆を知っていたが会ったのははじめてであった。
(出典:新田次郎『槍ヶ岳開山)

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類語

ワンクッション
意味:物事に直接的に作用することによって起こる衝撃を和らげるために、間に設ける一段階。(出典:精選版 日本国語大辞典)

又(また)
意味:名詞に付いて、間接である意を表す。(出典:デジタル大辞泉)

余所乍(よそながら)
意味:遠く離れた所にいながら。他の所にいて。(出典:精選版 日本国語大辞典)

間接の意味②「遠回しに示すこと。」

「間接」の二つ目の意味は「遠回しに示すこと。」です。

そのこととははっきりと示さずに表現することを指します。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・要求は学長あてになっているけれども、間接にはわれわれへの要求である。
(出典:吉川幸次郎『中国の知恵』)

・それは益次郎をあまり評価しないという間接的な表現にもなるのである。
(出典:古川薫『桂小五郎(下)』)

・娘の姿を伝える妹の調子にも、間接のアドヴァイスが含まれていました。
(出典:上林暁/坪内祐三編『禁酒宣言 ―上林暁・酒場小説集』)

・けれども間接にどこかでそこに触れて貰もらいたい様子がありありと見えた。
(出典:夏目漱石『明暗』)

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類語

遠回し(とおまわし)
意味:直接的な表現を避けて、それとなく言うこと。(出典:デジタル大辞泉)

オブラートに包む(オブラートにつつむ)
意味:人を強く刺激するような表現を避けて、遠まわしな言い方をすることをいう。(出典:精選版 日本国語大辞典)

迂曲(うきょく)
意味:直接でなく、遠回しであること。(出典:)

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