重視
「効率を重視する」などのように使う「重視」という言葉。
「重視」は、音読みで「じゅうし」と読みます。
「重視」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「重視」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
重視の意味
「重視」には次の意味があります。
・その物事を重要だと考えること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
漢字の通り「重く視(み)ること」を意味します。
反対語は「軽視(けいし)」です。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・そもそも、感情より事実を重視するのはおまえの主義じゃなかったのか。
(出典:東野圭吾『容疑者Xの献身』)
・これは現場の体験や知識というものを非常に重視した知識活用といえます。
(出典:野中郁次郎/紺野登『知識経営のすすめ』)
・個よりも集団重視であり、休息の場もまた仕事の延長にしてしまうのだ。
(出典:宮原安春『軽井沢物語』)
・捜査会議においては明日千代の土地家屋売却後の居所不明が重視された。
(出典:森村誠一『殺人の赴任』)
・ネーヴィーは隊内の娯楽として映画を重視していたと思われる節がある。
(出典:吉田満『鎮魂戦艦大和(上)』)
類語
・重んずる(おもんずる)
意味:価値のあるものとして重くみる。尊重する。重んじる(出典:デジタル大辞泉)
・要項(ようこう)
意味:大切な事柄。必要な事項。また、それを記した文書。(出典:デジタル大辞泉)
・要目(ようもく)
意味:重要な項目。要項。(出典:デジタル大辞泉)
・勘所(かんどころ)
意味:はずすことのできない大事なところ。肝心なところ。急所。(出典:デジタル大辞泉)
・重きをおく(おもきをおく)
意味:重要と考える。重くみる。(出典:デジタル大辞泉)