邪悪
「邪悪な力」などのように使う「邪悪」という言葉。
「邪悪」は、音読みで「じゃあく」と読みます。
「邪悪」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「邪悪」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
邪悪の意味
「邪悪」には次の意味があります。
・心がねじ曲がって悪いこと。また、そのさまやそのもの。(出典:デジタル大辞泉)
「邪悪」とは、不正で悪いこと、心がひねくれていることを言います。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・こうして神の正義はついにこれらの邪悪な娘たちにうち勝ったのでした。
(出典:ラム/松本恵子訳『シェイクスピア物語』)
・風は邪悪を運んでくるとともに、人をさらっていったりもしたのである。
(出典:小松和彦『神隠しと日本人』)
・そういうような俺にとって、未来に手を触れるような者こそ邪悪な獣だ。
(出典:半村良『幻視街』)
・しかし、そのような邪悪な考えを行動に移す人々には二つの種類がある。
(出典:フーリック/大室幹雄訳『中国梵鐘殺人事件』)
・その場所にはなにかしら邪悪な霊気が漂っているかのようだったからだ。
(出典:ラヴクラフト・ハワード・フィリップス『チャールズ・デクスター・ウォードの事件』)
類語
・陰険(いんけん)
意味:意地悪そうに見えるさま。(出典:デジタル大辞泉)
・性悪(しょうわる)
意味:性質の悪いこと。また、そのさまや、その人。(出典:デジタル大辞泉)
・悪徳(あくとく)
意味:道義に外れた言行。(出典:デジタル大辞泉)
・卑劣(ひれつ)
意味:品性や言動がいやしいこと。人格的に低級であること。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・腹黒い(はらぐろい)
意味:心に何か悪だくみをもっている。陰険で意地が悪い。(出典:デジタル大辞泉)