避難
「避難勧告が発令された」などのように使う「避難」という言葉。
「避難」は、音読みで「ひなん」と読みます。
「避難」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「避難」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
避難の意味
「避難」には次の意味があります。
・災難を避けること。災害を避けて、安全な場所へ立ちのくこと。(出典:デジタル大辞泉)
「避難」という言葉をわかりやすく言うと、「災難や災害から逃げること」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・やつらは僕を十月にどこかの大学へ心の避難をするようにさせるだろう。
(出典:ウルフ/鈴木幸夫訳『波』)
・彼らをビルの外に退去させ、安全な場所まで避難させなければならない。
(出典:五十嵐貴久『TVJ』)
・既に多数の避難者がいる内部から、鍵を開けてもらわなければならない。
(出典:佐島勤『魔法科高校の劣等生 7 横浜騒乱編 <下>』)
・避難はさせても、肉に火は通っていくから早く食べなければならない。
(出典:東海林さだお『キャベツの丸かじり』)
・彼女は家でちょっと争いが激しくなると、昔のように避難しにやってきた。
(出典:フローベール/白井浩司訳『ボヴァリー夫人』)
類語
・退散(たいさん)
意味:立ち去ってちらばること。また、その場からのがれ去ること。(出典:デジタル大辞泉)
・退去(たいきょ)
意味:今いる場所から立ち去ること。立ちのくこと。(出典:デジタル大辞泉)
・回避(かいひ)
意味:物事を避けてぶつからないようにすること。また、不都合な事態にならないようにすること。(出典:デジタル大辞泉)
・敬遠(けいえん)
意味:かかわりを持つことを嫌ってその物事を避けること。(出典:デジタル大辞泉)
・逃避(とうひ)
意味:困難などに直面したとき逃げたり、意識しないようにしたりして、それを避けること。(出典:デジタル大辞泉)