選出
「キャプテンの選出」などのように使う「選出」という言葉。
「選出」は、音読みで「せんしゅつ」と読みます。
「選出」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「選出」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
選出の意味
「選出」には次の意味があります。
・代表者などを選び出すこと。(出典:デジタル大辞泉)
「選出」という言葉をわかりやすく言うと、「いくつかの候補の中から選択すること」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。
使い方・例文
・国民の総意にもとづいて選出された王に、絶対的な権力が与えられます。
(出典:セルバンテス/荻内勝之訳『ペルシーレス(上)』)
・政治をしない議員を選出するための選挙が国民の義務であり得るはずはない。
(出典:伊丹万作『政治に関する随想』)
・労働者はその代表を選出し、その代表は一種の議会を設立する。
(出典:レーニン/角田安正訳『国家と革命』)
・そして彼は劇団に所属しない個人のなかからの委員に選出された。
(出典:石川達三『充たされた生活』)
・工場は、その労働者六百名毎に、一人の代表委員を選出する権利をもっていた。
(出典:宮本百合子『労働者農民の国家とブルジョア地主の国家』)
・選出の理由となったここ数年の熱狂ぶりを紹介してみることにしよう。
(出典:山際淳司『ダブルボギークラブへようこそ』)
・とにかくお前たちは入れ札で時の指導者を選出するのであったな?
(出典:ヤマグチノボル『ゼロの使い魔 第10巻 <イーヴァルディの勇者>』)
・ティラン人にとって、ヒンリックは都合のよい選出であると思われていた。
(出典:アシモフ/川口正吉訳『暗黒星雲のかなたに』)