遮断
「遮断する」などのように使う「遮断」という言葉。
「遮断」は、音読みで「しゃだん」と読みます。
「遮断」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「遮断」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
遮断の意味
「遮断」には次の意味があります。
・ 一方から他方へ進むのをさえぎって、とめること。さえぎって、間を断つこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)
具体的には、交通の流れや物の動き・他のものからの影響などが遮られ止められることをいいます。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・道全体が南北に仕切られ、そこから先への進入が完全に遮断されていた。(出典:安生正『生存者ゼロ』)
・まず一般客から遮断したところでゆっくり話を聞こうという構えである。(出典:森村誠一『生前情交痕跡あり』)
・廊下から流れこんでいた明りが遮断され、一瞬、暗黒が部屋を支配した。(出典:三好徹『狙撃者たちの夏サミット・コンフィデンシャル』)
・ふたつのイメージが、遮断されていた彼の神経回路を復帰させたのだ。(出典:吉村達也『トンネル』)
・この地下室が、電波を遮断するようになっているのかも知れなかった。(出典:西村京太郎『十津川警部「裏切り」』)
類語
・打切る(うちきる)
意味:物事を中途でやめにする。中止する。(出典:デジタル大辞泉)
・締出す(しめだす)
意味:ある範囲内に立ち入らせない。退けて外に出す。また、ある組織内で活動できないようにする。(出典:デジタル大辞泉)
・閉鎖(へいさ)
意味:出入り口などを閉ざすこと。(出典:デジタル大辞泉)
・立塞がる(たちふさがる)
意味:前に立って、行く手をさえぎる。立ちふたがる。(出典:デジタル大辞泉)
・壅塞阻止(ようそくそし)
意味:ふさぎはばむこと。ふさいで隔てること。(出典:精選版 日本国語大辞典)