遮光
「ブラインドで遮光する」などのように使う「遮光」という言葉。
「遮光」は、音読みで「しゃこう」と読みます。
「遮光」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「遮光」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
遮光の意味
「遮光」には次の意味があります。
・光をさえぎること。おおいをして、灯火が外にもれないようにすること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
二字熟語の構成の通り光を遮るという意味で使用されます。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・青い遮光ガラスの窓の向うで手を挙げた彼らの姿が忽見えなくなった。
(出典:阿川弘之『南蛮阿房列車』)
・眠って目を覚ますためにさえ、完全に遮光された空間が必要なんですから。
(出典:小野不由美『屍鬼(下)』)
・視界の大半は遮光盾に覆われていたが、端に明るく光るものがあった。
(出典:野尻抱介『太陽の簒奪者 (ハヤカワ文庫)』)
・ヘルメットのバイザーが遮光してくれてるけど、それでも追っつかない。
(出典:高千穂遙『ダーティペアシリーズ3 ダーティペアの大乱戦』)
・幸い、いまは比較的気候がいい季節なので、遮光の必要はありません。
(出典:中島京子『妻が椎茸だったころ』)
類語
・遮断(しゃだん)
意味:一方から他方へ進むのをさえぎって、とめること。さえぎって、間を断つこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・遮蔽(しゃへい)
意味:覆いを掛けたりして、人目や光線などからさえぎること。(出典:デジタル大辞泉)
・遮る(さえぎる)
意味:間に隔てになるものを置いて、向こうを見えなくする。(出典:デジタル大辞泉)