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遠方とは?意味や使い方・例文をわかりやすく解説

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遠方

「遠方への旅行」などのように使う「遠方」という言葉。

「遠方」は、音読みで「えんぽう」と読みます。

「遠方」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「遠方」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

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遠方の意味

「遠方」には次の意味があります。

遠くの方。遠い所。(出典:デジタル大辞泉)

例えば、「ここから遠方にある」という使い方で「この場所から遠い所にある」という意味になります。

小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。

使い方・例文

・するとそのとき、遠方に大きな姿すがたをしたものが木の中で動いているのを見た。
(出典:マロ・エクトール・アンリ『家なき子』)

・彼等は手を廻して、遠方の生れたばかりの貧乏人の子を買って歩いた。
(出典:江戸川乱歩『孤島の鬼』)

みとめられたいばかりでなしに、地平線ちへいせん遠方えんぽうたかったからです。
(出典:小川未明『曠野』)

・十マイルも遠方におよいでいるサケの頭が見えるとはおどろきました。
(出典:海野十三『海底大陸』)

・あちらに見える、遠方の森を目あてに、村の方へと歩いてゆきました。
(出典:小川未明『おおかみをだましたおじいさん』)

・そして、自分は二三人の友人と、どこか遠方で酒を飲んでいる。
(出典:江戸川乱歩『探偵小説の「謎」』)

・今日私は遠方へ行くので、彼等を卑怯者といわねばならなかった。
(出典:モース・エドワード・シルヴェスター『日本その日その日』)

・だれがいうとなく、この野原の中から、あまり遠方へゆかないがいい。
(出典:小川未明『ちょうと怒濤』)

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