通告
「戦力外通告」などのように使う「通告」という言葉。
「通告」は、音読みで「つうこく」と読みます。
「通告」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「通告」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
通告の意味
「通告」には次の意味があります。
・相手方に決定事項や意向などを告げ知らせること。特に、文書などで正式に告げ知らせること。(出典:デジタル大辞泉)
「通告」という言葉をわかりやすく言うと、「文書などで意見を伝えること」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。
使い方・例文
・もはや運命は変えられない、と見えない神から通告されたような気がした。
(出典:吉村達也『ふたご』)
・正式に外交ルートを通しての通告が出てからもう十時間余もたっている。
(出典:半藤一利『聖断 天皇と鈴木貫太郎』)
・もし、そうしなければ、検察の手で事件を捜査すると通告してきている。
(出典:西村京太郎『恐怖の金曜日』)
・先方からの通告の電話によれば、絶対よそに知られたくない事件らしい。
(出典:胡桃沢耕史『翔んでる警視正 平成篇4 ランバダに酔いしれて』)
・自分も近いうちに、一方的な解雇の通告を受けることになるやも知れぬ。
(出典:池波正太郎『剣客商売 19 番外編 ないしょないしょ』)
・最終通告が近いであろうことは、前でのべたように、鈴木も予想していた。
(出典:本田靖春『誘拐』)
・ポーロックという男からの通告で、それがわかったというのでしょう?
(出典:A・C・ドイル『新潮文庫 シャーロックホームズ全集 恐怖の谷』)
・最初に通告した通り、この時間をもって交渉を停止しても我々の側に問題はない。
(出典:五十嵐貴久『TVJ』)