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年の功とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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年の功

「亀の甲より年の功」などのように使う「年の功」という言葉。

「年の功」は、「としのこう」と読みます。

「年の功」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「年の功」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

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年の功の意味

「年の功」には次の意味があります。

年を取って、経験を積んでいること。また、その経験の力。(出典:デジタル大辞泉)

言い換えると、年齢を重ねていることで、経験が豊富で何かしらの知識や技術が身についていること、若い人よりは優れていることを表しています。

小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。

使い方・例文

年の功というやつで、人間はいろいろ見てきたし、研究もしてきました。
(出典:ストーカー/平井呈一訳『吸血鬼ドラキュラ』)

・助からない病が、だんだん顔へ出て来るのが、年の功で分るのだそうだ。
(出典:宮本百合子『三郎爺』)

年の功もあって、法正は他人を説得する、ふしぎな才能をもっていた。
(出典:陳舜臣『秘本三国志 6 (六)』)

年の功というべきか、この老人は街の破落戸たちの間に顔がきく。
(出典:三浦真奈美『風のケアル 第3巻 嵐を呼ぶ烽火』)

・それだけは、年の功だけあの子より身についている。
(出典:新津きよみ『婚約者』)

類語

年甲斐(としがい)
意味:年齢に相応した思慮や分別。年をとっただけの効験。(出典:精選版 日本国語大辞典)

百戦錬磨(ひゃくせんれんま)
意味:たびたびの戦いで鍛えられていること。また、経験が豊かで処理能力にすぐれていること。(出典:デジタル大辞泉)

千軍万馬(せんぐんばんば)
意味:多くの戦場をめぐって、戦闘の経験が豊富であること。また転じて、社会経験などが豊かであること。(出典:精選版 日本国語大辞典)

老実(ろうじつ)
意味:老練で堅実なこと。その事によくなれていて、しかも誠実なこと。また、そのさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)

年輪(ねんりん)
意味:時とともに成長したり変化したりする物事について、歳月、歴史などの積み重ねをいう。特に、伝統的な技芸などに携わる人およびその作品にみられる多年の努力による熟練度の高さや風格。(出典:精選版 日本国語大辞典)

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