逃亡
「逃亡を図る」などのように使う「逃亡」という言葉。
「逃亡」は、音読みで「とうぼう」と読みます。
「逃亡」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「逃亡」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
逃亡の意味
「逃亡」には次の意味があります。
・逃げて身を隠すこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)
わかりやすく言うと「逃げて隠れること」という意味です。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・二人が逃亡するのを発見して、あとを追ってきたことは間違いない。
(出典:R・E・ハワード『不死鳥コナン』)
・こうやって何度も敵の襲撃をかわしながら逃亡し続けているのだ。
(出典:ヤマグチノボル『ゼロの使い魔 第14巻 <水都市の聖女>』)
・夜はお尋ね者の逃亡犯だが、昼はまともな生活ができた。
(出典:オーウェル/高畠文夫訳『カタロニア讃歌』)
・犯人は死体が発見されるまでに、三十分以上逃亡の時間があったのです。
(出典:カー/宇野利泰訳『帽子蒐集狂事件』)
・住民は私の知らない原因によって、米軍の通過後再び逃亡したのである。
(出典:大岡昇平『野火』)
類語
・出奔(しゅっぽん)
意味:逃げて跡をくらますこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・脱出(だっしゅつ)
意味:抜け出すこと。のがれ出ること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・逃奔(とうほん)
意味:逃げ走ること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・逸出(いつだつ)
意味:ぬけ出ること。とび出すこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・逃走(とうそう)
意味:にげ去ること。(出典:精選版 日本国語大辞典)