迎賓
「迎賓館で饗す」などのように使う「迎賓」という言葉。
「迎賓」は、音読みで「げいひん」と読みます。
「迎賓」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「迎賓」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
迎賓の意味
「迎賓」には次の意味があります。
・客をもてなすこと。特に国賓などをもてなすこと。(出典:デジタル大辞泉)
「賓」はうやまって応対すべき客人を表します。
結婚式では、挙式後にゲストが披露宴会場に入る際、会場の前で新郎新婦や両家の両親が並んでゲストをお出迎えすることを「迎賓」と言うようです。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・お前はこいつらを退治するためにわざわざ迎賓棟まで来たんだろう?
(出典:喬林知『今日からマ王 第5巻 外伝 「閣下とマのつく土佐日記!?」』)
・この建物も迎賓ホテルと似てどちらかと言えば現代風でない様式の建築に属している。
(出典:倉橋由美子『アマノン国往還記』)
・この一階の倉庫は昔は美しい迎賓室だったに相違ない。
(出典:ドーデ/大久保和郎訳『月曜物語』)
・そして中堂をめぐって整列していた曹操の親衛軍は、関羽のすがたを見ると一斉に迎賓の礼をとった
(出典:吉川英治『三国志』)
・大磯の吉田邸の迎賓室を、「海千山千楼」と命名した。
(出典:戸板康二『新々ちょっといい話』)
類語
・奉迎(ほうげい)
意味: 迎え奉ること。貴人をおむかえすること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・接待(せったい)
意味:客をもてなすこと。もてなし。(出典:デジタル大辞泉)
・歓迎(かんげい)
意味:喜んでむかえること。喜んで受け入れること。(出典:デジタル大辞泉)
・もてなし
意味:手厚く歓待する。饗応する。ご馳走する。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・心尽し(こころづくし)
意味:真心を込めてすること。好意がこもっていること。(出典:デジタル大辞泉)