軽傷
「軽傷者」などのように使う「軽傷」という言葉。
「軽傷」は、音読みで「けいしょう」と読みます。
「軽傷」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「軽傷」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
軽傷の意味
「軽傷」には次の意味があります。
・軽いけが。(出典:デジタル大辞泉)
身体を動かすのに困らない程度の軽いケガを言います。
病気の症状が軽いものは「軽症」です。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・服を切ったら、たまたま軽傷を負わせてしまった、くらいの感じだろう。
(出典:森博嗣『X 2 キラレ×キラレ』)
・この場合軽傷であっても、彼の目的を達するには充分であったとはいえまいか。
(出典:山田風太郎『ラスプーチンが来た 山田風太郎明治小説全集11』)
・この連中の仲間はこのほか三人いたが、そのうちの一人は軽傷を負っていた。
(出典:デフォー/佐山栄太郎訳『ロビンソン・クルーソー』)
・もっとも健吾はあの事件で、軽傷とはいえ傷害罪の被害者になっている。
(出典:米澤穂信『小市民シリーズ3-2 秋期限定栗きんとん事件〈下〉』)
・わたしが暴れたせいで怪我をした子もいましたけど、軽傷だったみたいです。
(出典:佐竹彬『カクレヒメ 第2巻』)
類語
・浅手(あさで)
意味:軽い傷。うすで。(出典:デジタル大辞泉)
・薄手(うすで)
意味:戦いなどで受けた、軽い傷。浅手。(出典:デジタル大辞泉)
・無傷(むきず)
意味:きずがないこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・掠り傷(かすりきず)
意味:物が皮膚をかすってできる軽い傷。擦過傷。(出典:デジタル大辞泉)
・軽症(けいしょう)
意味:症状が軽いこと。(出典:デジタル大辞泉)