転機
「転機となった出来事」などのように使う「転機」という言葉。
「転機」は、音読みで「てんき」と読みます。
「転機」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「転機」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
転機の意味
「転機」には次の意味があります。
・他の状態に転じるきっかけ。(出典:デジタル大辞泉)
物事が良い方向や悪い方向など、現状と違う状態になるキッカケの出来事を転機といいます。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・時を同じくして、世界と私たちにとって重大な転機となる事件が起きた。
(出典:山本弘『神は沈黙せず』)
・だけど、とにかくそれはぼくの人生のひとつの転機にはちがいなかった。
(出典:田中芳樹『銀河英雄伝説外伝 2 ユリアンのイゼルローン日記』)
・あなたの生涯の転機ができるだけ幸福になることを僕達二人は希望しています。
(出典:モーツァルト/服部龍太郎訳『モーツァルトの手紙』)
・自分は今、大きな転機を迎えているのだと、身が引き締まる思いがした。
(出典:篠田節子『女たちのジハード』)
・だが、隅田はそれが自分自身の大きな転機であることに気づいてはいない。
(出典:半村良『石の血脈』)
類語
・ターニングポイント
意味:変わり目。転換期。(出典:デジタル大辞泉)
・転換期(てんかんき)
意味:物事のうつりかわる時期。変遷する時期。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・契機(けいき)
意味:きっかけ。動機。(出典:デジタル大辞泉)
・変わり目(かわりめ)
意味:物事の状態や季節が移り変わる時。また、その境目のところ。(出典:デジタル大辞泉)
・分岐点(ぶんきてん)
意味:物事がどうなるかの分かれ目。(出典:デジタル大辞泉)