転校
「東京に転校する」などのように使う「転校」という言葉。
「転校」は、音読みで「てんこう」と読みます。
「転校」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「転校」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
転校の意味
「転校」には次の意味があります。
・児童・生徒・学生が、ある学校から他校に移ること(出典:精選版 日本国語大辞典)
わかりやすく言うと「現在通っている学校から移り、違う学校へ通うようになること」という意味です。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・そうなれば当然起こってくるのが、転校と親をどうするかの問題である。
(出典:沖藤典子『転勤族の妻たち』)
・彼女が転校して行ってしまってから、一年くらいたってからだったろう。
(出典:阿刀田高『まじめ半分』)
・学校にも転校していった人はいないし、近所でもそんな話は聞きません。
(出典:上遠野浩平『わたしは虚夢を月に聴く 校正6-3-15』)
・どこかに転校していったということだったが、詳しい事情はわからない。
(出典:村上春樹『1Q84 BOOK2』)
・東京から鹿児島へ転校した直後のことだから、小学校四年のときである。
(出典:向田邦子『無名仮名人名簿』)
類語
・転勤(てんきん)
意味:同じ官庁や企業などの中で、勤務地が変わること。(出典:デジタル大辞泉)
・退学(たいがく)
意味:学生・生徒が在学中に、特別の理由で、自発的に学校をやめること。(出典:デジタル大辞泉)
・転学(てんがく)
意味:ある学校の生徒・学生が他の学校へ移ること。(出典:デジタル大辞泉)
・異動(いどう)
意味:地位、勤務、住所などが変わること。新任、退任などの人事の動き。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・移行(いこう)
意味:ある状態から他の状態へ移っていくこと。(出典:デジタル大辞泉)