転売
「転売して儲ける」などのように使う「転売」という言葉。
「転売」は、音読みで「てんばい」と読みます。
「転売」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「転売」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
転売の意味
「転売」には次の意味があります。
・買った物を、さらに他に売り渡すこと。(出典:日本国語大辞典)
先物取引などでは買いポジションを反対売買により決済する行為を指します。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・どこかに転売するにしても、見つけただけで一年分のボーナスは多すぎる。
(出典:樋口有介『楽園』)
・亀吉が女の持ち物らしいものを他へ転売したという証拠も得られなかった。
(出典:横溝正史『金田一耕助ファイル11 首』)
・これは一家の財政マネージャーが、転売価値を考えて選んだものだった。
(出典:ニーヴン,パーネル『悪魔のハンマー〔上〕』)
・奈々子が最近、自分の持ち株を他に転売しようとしたんです。
(出典:横溝正史『金田一耕助全集 横溝正史 「華やかな野獣 他二篇」』)
・ついにハルキスは、絵をわしに転売したことを吐かざるをえなかったのだ。
(出典:クイーン/石川年訳『ギリシア棺謀殺事件』)
類語
・売り捌く(うりさばく)
意味:商品を広い範囲に上手に売る。(出典:デジタル大辞泉)
・押し売り(おしうり)
意味:相手が買うことを望まないのに、むりに売りつけること。(出典:日本国語大辞典)
・販売(はんばい)
意味:商品を売る。(出典:普及版 字通)
・鬻ぐ(ひさぐ)
意味:売る。商いをする。(出典:デジタル大辞泉)
・卸す(おろす)
意味:問屋が商品を小売店に売り渡す。(出典:デジタル大辞泉)