起立
「起立、礼」などのように使う「起立」という言葉。
「起立」は、音読みで「きりつ」と読みます。
「起立」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「起立」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
起立の意味
「起立」には次の意味があります。
・立ち上がること。(出典:デジタル大辞泉)
「起立」をわかりすく言うと「座った状態から立ち上がること」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。
使い方・例文
・五十二名の生徒たちが、起立したまま、竜太が教壇に立つのを待った。
(出典:三浦綾子『銃口』)
・授業中であるにも拘わらず、前触れなく起立した真に周囲の視線が集う。
(出典:入間人間『電波女と青春男 SF(すこしふしぎ)版』)
・言葉を失い、着席した女性記者に代わって、三人目の質問者が起立した。
(出典:九里史生『SAO-Web-0408-エピローグ』)
・実はもう彼が起立した時に私は彼に失望したのかもしれません。
(出典:伊藤野枝『ある女の裁判』)
・ですが、多村さんも起立はしたものの、答えることはできませんでした。
(出典:米澤穂信『古典部シリーズ4 遠まわりする雛』)
・それに伴って英語のアナウンスがあり、観客席にいた人間が全員起立した。
(出典:吉村達也『ワンナイトミステリー6 「シアトルの魔神」殺人事件』)
・起立を命じられてから、彼らは不平を訴えようと彼女の足元へ殺到した。
(出典:E・R・バローズ『創元版/ペルシダー・シリーズ(全7巻) 7 美女の世界ペルシダー』)
・全員が起立し、彼がわたしの横の木彫の椅子に腰を降ろすと、また坐った。
(出典:ウルフ/岡部宏之訳『新しい太陽の書2』)