赤面
「間違いに気づいて赤面する」などのように使う「赤面」という言葉。
「赤面」は、音読みで「せきめん」と読みます。
「赤面」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「赤面」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
赤面の意味
「赤面」には次の意味があります。
・恥じて顔を赤らめること。また、恥じること。(出典:デジタル大辞泉)
表情に表れてしまって隠し切れない、強めの恥ずかしさです。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・そうすりゃ噂をまいた本人がきっと赤面してしまうにちがいありません。
(出典:サド/澁澤龍彦訳『ソドム百二十日』)
・もしKがその人であったなら、私はおそらく彼の前に赤面したでしょう。
(出典:夏目漱石『こころ』)
・僕が矢絣の女というと、先生はなぜかちょっと赤面されたように見えた。
(出典:江戸川乱歩『江戸川乱歩全短編03 怪奇幻想』)
・テレビ電話でもないのに、俺が赤面していることはバレてしまっている!
(出典:竜騎士07『ひぐらしのなく頃に 02 綿流し編』)
・言っている側から赤面してしまいそうな、それは言い慣れない言葉だった。
(出典:今野緒雪『マリア様がみてる 02 黄薔薇革命』)
類語
・恥じらう(はじらう)
意味:恥ずかしがる。はにかむ。(出典:デジタル大辞泉)
・はにかむ
意味:恥ずかしいという表情やしぐさをする。恥ずかしがる。(出典:大辞林 第三版)
・汗顔(かんがん)
意味:顔に汗をかくほど恥ずかしく感じること。(出典:デジタル大辞泉)
・照れる(てれる)
意味:気恥ずかしく感じる。また、恥ずかしそうな態度や表情をする。(出典:デジタル大辞泉)
・羞恥(しゅうち)
意味:はずかしく思うこと。はずべきこと。はじ。恥辱。(出典:精選版 日本国語大辞典)