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先鋭とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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先鋭

「先鋭な刃物」などのように使う「先鋭」という言葉。

「先鋭」は、音読みで「せんえい」と読みます。

「先鋭」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「先鋭」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

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先鋭の意味

「先鋭」には次の二つの意味があります。

1 鋭くとがっていること。また、そのさま。
2 思想・行動などが急進的、過激であること。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)

それぞれの意味、使い方、類語については下記の通りです。

先鋭の意味①「鋭くとがっていること。また、そのさま。」

「先鋭」の一つ目の意味は「鋭くとがっていること。また、そのさま。」です。

この場合の「先鋭」は形についての表現であり、刃物や槍のように、先が尖っている様子を指します。

小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。

使い方・例文

・解剖の結果は、死因は先鋭な刃物による心臓刺通に伴う心臓機能障害。
(出典:森村誠一『棟居刑事の推理』)

・頑丈なんですが、非常に刃の部分は先鋭ですね。
(出典:伊佐千尋『法 廷 弁護士たちの孤独な闘い』)

・絹層雲のたなびく高空の領域から自ら銀色に輝く光の切片のようになって逆落としに落ちて行く彼らの姿は、神が地上に投げ下ろした槍のように先鋭でだれも否定できない美しさをもっていた。
(出典:森村誠一『ミッドウェイ』)

・周囲の岩に太陽の光はぎらぎらと反射し、底無しの黒い穴かとまがう影は刃物で切ったような先鋭な輪郭で尖った岩石の表面に無数の奇怪な紋様を描き出していた。
(出典:ホーガン『星を継ぐもの』)

類語

鋭いするどい
意味:物の先が細くてとがっている。また、刃物の切れ味がよい。(出典:デジタル大辞泉)

鋭利えいり
意味:刃物などが鋭く、切れ味のよいこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)

シャープ
意味:鋭敏なさま。(出典:デジタル大辞泉)

犀利さいり
意味:武器などが堅くて鋭いこと。また、そのさま。鋭利。(出典:精選版 日本国語大辞典)

先鋭の意味②「思想・行動などが急進的、過激であること。また、そのさま。」

「先鋭」の二つ目の意味は「思想・行動などが急進的、過激であること。また、そのさま。」です。

この場合の「先鋭」は、思想や行動などのような形の無いものについての表現であり、「先鋭的」「先鋭化」と使われることが非常に多いです。

小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。

使い方・例文

・後はお決まりのパターンで、お前らの考え方はどんどん先鋭化していく。
(出典:秋山瑞人『猫の地球儀 その2 幽の章』)

・もちろん、ある文脈に先鋭化した精神の暴走に意味がないわけではない。
(出典:茂木健一郎『思考の補助線』)

・当時は学生運動も盛んで、しかも先鋭的でしたから、なかなか大変でした。
(出典:内田康夫『怪談の道』)

・まず第一に、その当時の彼女の行動は、極めて先鋭的、極端で実験的だった。
(出典:森博嗣『四季 4 冬』)

類語

ラジカル
意味:過激なさま。極端なさま。急進的なさま。(出典:デジタル大辞泉)

過激かげき
意味:考え方ややり方が世間の常識からひどくかけ離れていること。また、そのさま。(出典: デジタル大辞泉 )

矯激きょうげき
意味:言動などが並はずれて激しいこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)

ドラスチック
意味:やり方などが、思い切ったものであるさま。過激。(出典:デジタル大辞泉)

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