貿易
「二国間貿易」などのように使う「貿易」という言葉。
「貿易」は、音読みで「ぼうえき」と読みます。
「貿易」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「貿易」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
貿易の意味
「貿易」には次の意味があります。
・国際間の商品の取引。(出典:デジタル大辞泉)
「貿易」をわかりやすく言うと「外国と商業取引をすること」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・同協会は日本と中国の貿易の促進を図る目的で一九五四年に設立された。
(出典:吾妻博勝『新宿歌舞伎町 マフィアの棲む街』)
・日本は韓国との貿易でいま年間三十億ドルの莫大な黒字をあげています。
(出典:李御寧『「縮み」志向の日本人』)
・貿易といっても、日本でつくった物を外国に売るというだけではない。
(出典:城山三郎『鼠 ─鈴木商店焼打ち事件─』)
・彼が必死の全力をこめて舟を造り海外貿易を志したと見たら大マチガイ。
(出典:坂口安吾『安吾の新日本地理』)
・貿易知識皆無の日本商人からしぼりとることは朝飯前の仕事だったろう。
(出典:南條範夫『山岡鉄舟(一)』)
類語
・通商(つうしょう)
意味:外国と商取引をすること。交易。(出典:デジタル大辞泉)
・経済活動(けいざいかつどう)
意味:人が生活していくために必要なものを生産し、消費すること。(出典:デジタル大辞泉)
・商売(しょうばい)
意味:利益をあげる目的で物を売り買いすること。あきない。(出典:デジタル大辞泉)
・交易(こうえき)
意味:互いに品物の交換や売買をすること。(出典:デジタル大辞泉)
・仲介貿易(ちゅうかいぼうえき)
意味:供給国と需要国との間で第三国が行う貿易取引。(出典:デジタル大辞泉)