豪雨
「豪雨に見舞われる」などのように使う「豪雨」という言葉。
「豪雨」は、音読みで「ごうう」と読みます。
「豪雨」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「豪雨」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
豪雨の意味
「豪雨」には次の意味があります。
・激しい勢いで大量に降る雨。雨量がきわだって多い雨にいう。(出典:デジタル大辞泉)
「豪雨」をわかりやすく言うと「物凄い勢いで一気に降る雨」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・その時、空から一気に凄まじい豪雨が滝のように降りはじめたのである。
(出典:千秋寺亰介『怨霊記 1 四国結界篇』)
・雷鳴のような音をたてて吹きつける豪雨がたちまち三人の身体を包んだ。
(出典:エディングス『ベルガリアード物語5 勝負の終り』)
・雪は豪雨へと状態を変え、たちまちのうちに燃えさかる炎を消し去った。
(出典:喬林知『今日からマ王 第8巻 「天にマのつく雪が舞う!」』)
・数百日に及ぶ異常な集中豪雨によって、王国はほとんど壊滅状態にあった。
(出典:ベニー松山『風よ。龍に届いているか(下)』)
・島の地下に設けられたこの基地は、豪雨のあとによく雨漏りが起きるのだ。
(出典:賀東招二『フルメタル・パニック!短編集4 同情できない四面楚歌?』)
類語
・荒天(こうてん)
意味:荒れた空模様。風雨の激しい天候。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・遣らずの雨(やらずのあめ)
意味:帰ろうとする人をひきとめるかのように降ってくる雨。(出典:デジタル大辞泉)
・暴風雨(ぼうふうう)
意味:激しい風を伴った雨。風雨が強く、大きな被害を伴うような気象状態をいう。通常、台風や強い低気圧、または季節風などによって生じる。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・スコール
意味:突然吹き出し、短時間でやむ強風。雷や雨を伴うことが多く、ふつう熱帯地方特有の激しいにわか雨をいう。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・悪天(あくてん)
意味:よくない天気。悪天候。(出典:デジタル大辞泉)