豪語
「自分のテクニックは日本一だと豪語する」などのように使う「豪語」という言葉。
「豪語」は、音読みで「ごうご」と読みます。
「豪語」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「豪語」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
豪語の意味
「豪語」には次の意味があります。
・大きなことを言うこと。自分の能力や強さなどについて、自信たっぷりに主張すること。また、その言葉。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「豪語」をわかりやすく言うと「自分の能力などを、自信ありげに大げさに言うこと」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・彼は兄に、自分の提出した案はほとんど会社が採用したと豪語した。
(出典:浅野誠『ビジネスマンの精神病棟』)
・手紙の中で言っている様に、今はもうどんな音楽でも真似出来る、と豪語する。
(出典:小林秀雄『モオツァルト・無常という事』)
・顔を見ればその人がどんな人かわかる、と豪語する人もいます。
(出典:酒井順子『たのしい・わるくち』)
・そんなことを豪語する人は、自分が誰をも愛していないことに気がついてない人です。
(出典:岩月謙司『女は男のどこを見ているか』)
・どんな勝負でも負けないと豪語するところは変わらない。
(出典:丈月城『カンピオーネ! 3 はじまりの物語』)
類語
・誇張(こちょう)
意味:実際よりも大げさに表現すること。(出典:デジタル大辞泉)
・大言壮語(たいげんそうご)
意味:その人に不相応な大気炎を吐くこと。実力もないのに大きなことをいうこと。また、そのことば。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・大風呂敷(おおぶろしき)
意味:現実性に乏しい大げさな話や計画。(出典:デジタル大辞泉)
・気炎を揚げる(きえんをあげる)
意味:威勢のいいことを言う。気炎を吐く。(出典:デジタル大辞泉)
・嘯く(うそぶく)
意味:偉そうに大きなことを言う。豪語する。(出典:デジタル大辞泉)