豪勢
「豪勢な食卓」などのように使う「豪勢」という言葉。
「豪勢」は、音読みで「ごうせい」と読みます。
「豪勢」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「豪勢」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
豪勢の意味
「豪勢」には次の意味があります。
・並み外れてぜいたくなこと。景気がよく、派手なこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
「豪」はなみはずれるという意味を持つ漢字、「勢」はいきおい、ようすという意味のある漢字であることから、「豪勢」は「なみはずれて勢いがよい様」を表している言葉です。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・目の前には豪勢な料理が並んでいるものの手をつけている客はあまり居ない。
(出典:九条公人『逆行EVA劇場その7』)
・普通の住宅を借りて、大いに豪勢にやった方がずっと良いはずではないか。
(出典:ベンダサン『日本人とユダヤ人』)
・谷口はその豪勢な部屋の隅に立って、相手にここへ来るように命じていた。
(出典:半村良『聖母伝説』)
・お世辞にも豪勢とは言えないけれど、きっと昭久も喜んでくれるだろう。
(出典:小川勝己『葬列』)
・この男はその首都パーヴィヤの生れで、その都で豪勢に暮らしていた。
(出典:チョーサー/西脇順三郎訳『カンタベリ物語(上)』)
類語
・華やか(はなやか)
意味:勢いなどが盛んなさま。(出典:デジタル大辞泉)
・きらびやか
意味:華やかで輝くばかりに美しいさま。(出典:デジタル大辞泉)
・絢爛(けんらん)
意味:華やかで美しいさま。きらびやかなさま。(出典:デジタル大辞泉)
・華麗(かれい)
意味:はなやかで美しいこと。はでやかなこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・贅沢(ぜいたく)
意味:必要な程度をこえて、物事に金銭や物などを使うこと。金銭や物などを惜しまないこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)