議論
「激しい議論」などのように使う「議論」という言葉。
「議論」は、音読みで「ぎろん」と読みます。
「議論」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「議論」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
議論の意味
「議論」には次の意味があります。
・互いの意見を述べて論じ合うこと。(出典:デジタル大辞泉)
複数の人があるテーマについて自分の意見を言い合うことを言います。
また、その意見そのものを「議論」と言うこともあります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・そしてその中の年とった一人と若い一人とがしきりに何か議論していた。
(出典:大杉栄『自叙伝』)
・昔こういうことを議論していて、僕たちはこの点で意見の一致を見たね。
(出典:プラトン『クリトン』)
・僕等の議論は今になって見ると、ほとんど議論にはならないものだった。
(出典:芥川竜之介『彼』)
・以上の私の議論に対しては必ずや次のような非難がありうると思います。
(出典:末弘厳太郎『役人の頭』)
・余はもとより日本全体の利益と幸福とを目的として議論をなすものなり。
(出典:徳富蘇峰『将来の日本』)
類語
・言い合い(いいあい)
意味:言い争うこと。(出典:デジタル大辞泉)
・争論(そうろん)
意味:互いに自分の意見を主張して議論すること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・討論(とうろん)
意味:互いに議論を戦わせること。意見を出して論じ合うこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・物言い(ものいい)
意味:異議を口に出すこと。(出典:デジタル大辞泉)
・論争(ろんそう)
意味:・互いに言い争うこと(出典:デジタル大辞泉)